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ひすいこたろう『あした死ぬかもよ?人生の最後の日に笑って死ねる27の質問』の感想

今回は、ひすいこたろうさんが書かれた『あした死ぬかもよ?人生の最後の日に笑って死ねる27の質問』を読んだ感想を書きます。

 

本書はいくらか前に買って読んでいたのですが、また引っ張り出して読んでみることにしました。

 

この本を初めて読んだときにも考えることがあったと思いますが、今回もまた、改めて自分の気持ちを振り返ることができました。

 

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ひすいこたろう『あした死ぬかもよ?人生の最後の日に笑って死ねる27の質問』

家族孝行したいと思った

以前の私は、「自分の夢は何か、何を成し遂げたいのか」ということにこだわっていた気がします。

 

しかし本書を読んで、本当にやりたいこと、できなくて死ぬときに後悔しそうなことと言えば、「家族孝行すること」だと思いました。

 

今経済的に豊かじゃないとか言い訳せずに、今できることがあるなぁと考えることができました。

母、父、きょうだい。

今を一緒に生きられることは幸せなことなんだと、改めて気付かされました。

 

小さなことで怒らないようにするとか。

感謝の気持ちを口頭や手紙で伝えてみるとか。

笑って楽しく過ごすには、どうしようかとか。

今までの恩返しには程遠いかもしれませんが、できることをしたいと思いました。

夢の見つけ方が書いてある

本書は、自分の夢や向かいたい方向を見つけられるようにも導いてくれます。

いろんな質問やヒントから、考えるきっかけをもらえるのです。

 

自分が思い通りにやれていないのだということにも気づきました。

それは、著者が「人生最後の日の未来のあなた」になってつづったラストメッセージに、とても感動してしまったからです。

 

今回本書を読んでも、自分の夢はこれだと、はっきりわかったわけではありません。

しかし、それを考えるためのヒントに触れ、発見もありました。

本書に書いてある通りに自分に何度も問い続けてみて、自分の夢を見つけて実行できるようになれればと思いました。

ミッション(志)の理解はまだまだ

本書には、志(個人の願望を超えたみんなの喜びにつながる「使命(ミッション)を持つ」ということ)についても書かれていました。

 

その中で、「人間だけが持っている本能」について書いてありました。

それは「「喜ばれると、うれしい」だそうです」ということでした。

 

自分にもそういう心はあると思いますが、それを自分の使命だとは思えていないと思います。

だから今まで夢と思っていたことは叶わなかったのかな、などと考えたりもしました。

 

うーん、喜びを生み出すために自分にできることは何か。

笑顔にしたい人はひとりでもいいとありました。

身近な人では、私は家族、特に母だなと思いましたが。

 

本書を読んで、未だに自分の人生の使命(自分の命を誰かのために使うこと)は何だと具体的な答えはわかりませんが、考えるキッカケにはなりました。

生きていることのありがたさに気づく

本書では、死を考えることで本心を取り戻すと言います。
半年後に死ぬとしたら。
1ヶ月後に死ぬとしたら。
明日死ぬとしたら、今から何をするのか。
1日1秒が重く感じられてきます。
 
また、「これが最後」だと思うと物事を大切にしたくなる、という気持ちがわかりました。
これは、一つ一つの経験が貴重なんだということに気づかせてくれました。
 
また本書では、マイナスなことも「生きているからこそのボーナス特典」だと言います。
なかなか嫌なことを受け止め、ぞんぶんに味わうのは難しいですが、本書では、そうすることで聞こえてくる心の声というものがあると書いてあります。
その自分の心の声に従って生きていけばいいと。
 
この文章も私には、今の時点ではよくわかりません。
本書ではヒントとして、「ハートの扉がひらいたとき、人は自然に誰かのよろこびのために生きたくなる」とありました。
確かに、何かを夢見るとして、その結果母が喜んでくれるだろうと思っているところはあります。

でも、そういうことでいいのかどうか、自信がありません。

もっと、世界の困っている誰かの心を少しでも癒すとか、そういうことなのかなと思ったり。

でもそうだとしたら、私には実感があまりありません。

もっとこの本を読み込んだら、答えは出るのでしょうか。

最後に

なんだか、わからないわからないとばかりの感想になってしまいました。

しかし、自分の大切にしたいことややりたいこと、今ある幸せや物事の大切さなどについて考えることができました。

 

気づきやキッカケを多く与えてくれる本だと思います。

 

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